導電性接着剤で信頼性の高い接続を構築

車載電装品の技術により、車両のあらゆる部分での新たな用途が拡がっています。電子制御装置は多くの場合に導電性接着剤(ECA)を使用して組み立てられており、部品はセラミック基板やHDIボードに取り付けられています。ECAには、スズなどの一般的な電子金属に対して不安定であるという大きな欠点があり、そのために高価な貴金属化仕上げが必要となっています。

しかしヘンケルは、いくつかの困難な試験条件下で100%スズめっき部品での安定した性能を可能にする製品を開発しました。また、ヘンケルのECAは、はんだペーストと比較して処理温度が低いという利点を実現しています。これにより、高温に弱い部品や基盤をどちらも損傷せずに接着可能です。

著者:Cindy Doumen