ヘンケルが提供する接着剤およびサーマルソリューションが次世代の自動車e-モビリティの構想を推進

自動車材料の全製品ポートフォリオはProductronica India 2018に展示

2018年9月18日、ドイツのデュッセルドルフ - ヘンケルの自動車向けテクノロジーが、バンガロール国際展示場(Bangalore International Exhibition Center)で9月26日から28日までの期間に開催される Productronica India展示会(ホール3、ブースPA27)ですべて展示されます。参加者はヘンケルの展示品の中で、e-モビリティ用途向けに展開された同社の幅広い高度な自動車用材料について更に詳しく学ぶことができます。展示品の中には、温度コントロールや電池システムと車体向けの新たな接着剤ソリューションも含まれます。

信頼性と効率を向上

電力貯蔵システムには、稼働中に発生する熱を効果的に制御し、外部の汚染物質による内部の電池構造の汚染を防止する高度な材料が必要です。ヘンケルの受賞歴のあるBERGQUISTブランドのサーマルインターフェース材料(TIM)は、リチウムイオン(li-ion)電池構造全体で幅広く採用されており、最新の高出力密度リチウムイオン電池によって発生する増大する熱負荷を軽減します。BERGQUIST GAP PAD®およびSIL PAD®サーマルインターフェース材料は、滑らかで、準拠した熱伝導パッドベースの材料で、多くの場合、搭載済みの充電、電池管理、および発熱部品とヒートシンクまたはシャーシ間のインバータシステムに組み込まれています。BERGQUISTギャップフィラーは液状のTIMであり、高度な自動化とスループットが必要とされる複雑なアーキテクチャや運用に理想的です。リチウムイオン電池構造内の任意の熱伝達点に適用できる液状ギャップフィラーは、電池モジュールとハウジングとの間、電池セル間、およびパワートレインバスバー設計、パワーコンバージョンシステム内によく採用されています。

電気自動車用電池は、その耐用寿命を通して雨や埃、自動車の液体に晒されており、寒い気候の中では塩水噴霧にも晒されています。このような要因からの化学物質や粒子は、電池の回路を傷つることがあり、故障の原因となる可能性があります。性能に影響を与える可能性のある汚染物質から電池システム全体を保護することが、長い耐用寿命と信頼性の高い運転には不可欠です。ヘンケルのガスケットとシーリング材が、環境汚染物質に対する強力かつ厳重なバリアを提供します。様々なロックタイト(LOCTITE)®ブランドの接着性シーラントが、定位置成形、定位置硬化または定位置成形機能を提供して電池の完全性を保護し、長期にわたる信頼性を向上させます。Productronica Indiaにお越しの際は、3日間のイベントを通してホール3のブースPA27に展示される、これらの高度な接着剤を是非ご覧ください。

軽さと静けさが向上した乗り心地
電池の効率性と範囲はリチウムイオン技術だけではなく、車両の重量にも大きく左右されます。車両が軽量であるほど、前に進む際に必要となる電力も少なくなります。通常、これは機能がおよぶ範囲の増大と電池寿命の延長につながります。車体アッセンブリー材料の改革的なトップ企業として、ヘンケルは自動車構造内の重金属を軽減するテロソン(TEROSON)®構造インサートの全製品ラインを設計し、エネルギー効率と衝突保護を向上させる軽量化された全体構造を促進しています。テロソン(TEROSON)®構造用接着剤は、接続部の堅牢性と耐久性を向上させ、クロスビーム、ピラー、ジョイント、軸方向鉄筋およびその他の平面金属で複数の材料を使用できるようにすることで、安全性を高めて構造を軽量化します。電池が車体に組み込まれる中、衝突予測と共に、システム全体の耐久性と疲労性能が必要とされています。高度な材料を供給するだけでなく、ヘンケルエンジニアリングおよび設計チームは予測性能データも提供することで、軽量設計の開発を支援しています。

高度な制振材料、シーリング材、吸収材が騒音と振動を低減し、より静かな運転を実現します。ヘンケルが提供するNVH製品のテロソン(TEROSON)®製品群は、バッフルやテープで空洞やフランジ内の空気を遮断するだけでなく、補剛ソリューションと減衰ソリューションを使用して周波数をシフトし、運動エネルギーを熱エネルギーに変換することで構造的に伝達されるノイズを処理します。

専門家から直接学べます
ヘンケルのトップe-モビリティ専門家のうちの1人(自動車の電化から生じる現在の熱上の課題に特に精通した人物)が、 e-automotivesummit.in. 開催中に自身の洞察について説明します。9月26日午後3時、ヘンケル EIMEAの熱管理材料部門の事業開発マネージャーを務めるHolger Schuhが、「e-モビリティソリューション - 持続可能な未来に推進」と題したプレゼンテーションを開催します。プレゼンテーションでは、自動車製造に使用される電子材料と構造材料と、これらの材料がeモビリティの有効性に与える影響に焦点が当てられます。

e-モビリティソリューション以外にも、ヘンケルの自動車専門家から、ADAS、パワーコンバージョン、照明、インフォテインメント、ディスプレイ、衝突および安全システムなどにヘンケルが成功裏に採用しているエンジニアリングサービスや100種類以上ある材料について説明します。以下の材料が含まれます:テロソン(TEROSON)®構造用接着剤、ロックタイト(LOCTITE)®接着剤、アンダーフィル、封止材料、コーティングおよびはんだ材料、テクノメルト(TECHNOMELT)®低圧成形およびBERGQUIST® 熱マネジメント材料。

次世代自動車向けの材料ソリューションでProductronica Indiaに来場されるビジターの方々をサポートできるよう、ヘンケルの自動車技術チーム一同お待ちしています。