ヘンケルは、防音フォームや統合型センサー向けに優れた接着性を発揮する ロックタイト(LOCTITE)® タイヤ接合ソリューションを提供しています。

静かでインテリジェントな新しい世代の自動車タイヤの誕生に向けて

効果的なキャビティ騒音低減とより高度なセンサー技術で次世代の自動車タイヤを誕生させるため、ヘンケルはタイヤ内の接合用途向けに ロックタイト(LOCTITE)® SI 5930 FITというRTVシリコーンラバー接着剤を上市しました。この製品は、すべての一般的なタイヤゴムに卓越した接着特性があり、さまざまな防音フォームとタイヤ離型剤に適合します。MEKOフリーで臭気のないソリューションとして、この製品は厳格なHSE規格を満たしています。さらに、ヘンケルは包括的な接着試験プログラム、ならびにタイヤマーケットの相談員と協力し専用のホイール製造装置も含めタイヤのメーカーや部品サプライヤーをサポートします。

自動車工学分野における走行時の騒音の低減に継続的に取り組むことで、設計者はタイヤキャビティから反響する騒音に着目するようになりました。タイヤメーカーは、騒音の伝わりを最小限に抑えるために、トレッド材の内部表面に防音フォームを接着する方法を広く採用するようになっています。同時に、タイヤ圧、トレッドの深さ、あるいは接触面などの性能パラメーターの数々を測定することを目的にタイヤ内にセンサーを接着することへの需要が高まっています。

卓越した接合性能を有する持続可能な接触ソリューション

これらの機能的なタイヤ設計に関する重要な要件の1つに、過酷な道路条件、運転条件、天候条件においても信頼性の高い、すなわち接着強度が長期的に保たれる接着剤であることがあげられる、ヘンケルのシニア営業エンジニア、ヴィム・ボーネは語ります。ヘンケルの ロックタイト(LOCTITE)® SI 5930 FIT製品は、タイヤの生産ラインから100kmにわたる過酷な走行試験においても、その優れた接着性能が実証されています。

ロックタイト(LOCTITE)® SI 5930 FIT(防音フォームとセンサーのタイヤ固定用)は、周囲湿度に応じて不粘着時間が15分以下の揺変性の黒色ペーストとして供給される1液室温硬化型シリコーンゴム接着剤です。この材料は、、トラックや二輪車向けなどを含む自動車産業で使用されている、すべての一般的なタイヤゴムに対し卓越した接着性を有しています。

同様に、広範囲にわたる試験を通して、ヘンケルの ロックタイト(LOCTITE)®製品と、タイヤの製造において使用されているさまざまな離型剤やより優れたキャビティの騒音低減のために開発されたさまざまな特殊防音フォームとの適合性が確認されています。さまざまなプラスチック製ハウジング用途において実証された、ヘンケルが独占所有権をもつ接着技術を基に、ロックタイト(LOCTITE)® SI 5930 FITはタイヤ内に搭載されたセンサーのために必要な接着強度を発揮します。結果的に、新しい世代の低騒音の夏用インテリジェントタイヤ、オールシーズン用タイヤ、および冬用タイヤのための高性能でありながらコスト効率の高いソリューションとなります。

ヘンケルの接着剤は完全に硬化すると、連続的使用温度範囲は-50℃~+200℃となります。これは、OEMの基準仕様(120℃)を大きく超える温度範囲です。この卓越した接合特性には、優れた柔軟性、ならびに破断伸び率は200%以上です。

さらに、ロックタイト(LOCTITE)® SI 5930 FITは臭気のない製品で、メチルエチルケトオキシム(MEKO)は含まれていないため、人体の健康、安全性、ならびに環境に関するより高い基準(HSE)に沿った用途に最適です。

迅速に実装するための包括的なサポート

ロックタイト(LOCTITE)® SI 5930 FITで接合したキャビティ騒音の低減のための防音フォームと統合型センサーを備えたさまざまなブランドのタイヤが、すでにさまざまな高級車に搭載されつつあります。しかし、大手の自動車OEMとティア1のタイヤメーカーは現在、中型およびコンパクトカーというより大きなマーケットにおいてこの技術を段階的に導入することを目指しています。そしてヘンケルは、主要な複数のお客様と機密保持契約書を締結しており、近い将来、新しいタイヤの導入につながるものと期待していると、ボーネは述べています。

引張せん断試験とはく離試験の手順とは別に、これには気候室での極限的な環境条件と温度サイクル(最高200℃)をシミュレーションするためのセットアップが含まれます。

さらに、ヘンケルは、世界のOEMとタイヤメーカーでサイレントタイヤの接着プロジェクトを推進している経験豊富なタイヤマーケットのコンサルティング会社であるPro-Sigma Consulting社、ならびに自動化タイヤ内フォーム接合(サイクル時間は最長12秒)のための機器を含む完全に統合化されたソリューションを専門とする、タイヤホイール組立装置の大手メーカーであるSEEB Automation社(フランス)と積極的に連携しています。

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