金属加工産業にはじめて展開してから2年という月日を経て、ヘンケルの革新的な ボンデライト(BONDERITE)®  duaLCys工程は、従来の冷却潤滑と洗浄の工程を上回るコスト効率とサステナビリティを備えていることが実証されています。最近では、ドイツのお客様であるMapalによって、要求が厳しい精密工具の機械加工プロジェクトでこうした利点が発揮されることが証明されました。

ボンデライト(BONDERITE)® duaLCysは、ヘンケルの金属加工産業に向けた包括的な工程ソリューションの一部であり、鋳造や機械加工から組立までバリューチェーン全体でお客様のニーズに正確に応えるようカスタマイズが可能です。革新的な ボンデライト(BONDERITE)®  dualLCysの技術は、時間、流体、エネルギーの消費量、製品の品質と工程の安全性など、競争の激しいあらゆる条件を大幅に向上させます。基本的に、この技術は、洗浄剤を廃棄物として処分する代わりに潤滑油の槽の中でリサイクルすることで工程の流体間で生じる相乗効果を活用しています。

殺菌剤不使用の ボンデライト(BONDERITE)® duaLCysの技術がきっかけとなり、ヘンケルは汎用から特殊用途まで、一液タイプの製品を開発しました。

  •  ボンデライト(BONDERITE)®  L-MR 20717 は、さまざまな作業や材料を含むほぼすべての機械加工に対応可能な製品です。
  •  ボンデライト(BONDERITE)®  L-MR 21164 は、真ちゅう、銅、亜鉛コーティング、アルミニウム合金、純マグネシウムなど、特殊素材の機械加工に向けて開発された製品です。この製品群は、硬度の高い水質条件下でも安定性があります。

すべての製品にホウ素やホルムアルデヒドは使用されておらず、優れた生物学的安定性、腐食保護、高い潤滑性、ならびに良好な洗浄性能があります。微細な分散を特徴とするこの製品群は、さまざまな硬度の水質や用途で良好な性能を発揮し、より高いサステナビリティとコスト低減をもたらします。

この18ヶ月で導入されたすべてのシステムとお客様の設備において、ボンデライト(BONDERITE)® duaLCysにより、冷却潤滑油の消費量は60%も抑えられています。この工程は、自動車産業における多くの金属基材に広く導入されつつあり、他の産業も急速に浸透しています。

パートナーシップの獲得

たとえば、Mapal Präzisionswerkzeuge Dr. Kress KGは、大規模な鉱業用ドリルを製造するための特殊工具の機械加工においてこのシステムを使用しています。ボンデライト(BONDERITE)® duaLCysを採用することで、お客様は、機械加工した表面から冷却潤滑油を完全に除去するために以前は必要とされた溶剤の使用を廃止し、工程を迅速化することに成功しています。

より高い効率性とサステナビリティを追求するため、ボンデライト(BONDERITE)® duaLCysの工程とLDT Dosatronの定量ポンプを組み合わせて冷却潤滑油のドージングを実現することを目指し、ヘンケルはドイツ、ハンブルクを拠点とするLDT Dosiertechnikと協力関係を築いています。これらの水を原動力とするポンプは電気の供給や圧縮空気などの他の手段を必要としません。

欧州において潤滑油の製品を担当するヘンケルの事業開発マネージャー、マルティン・デジンガーは、以下のように述べています。LDT Dosatronと緊密に協力することで、私たちは、新しい、または既存の ボンデライト(BONDERITE)® duaLCysの工程ラインに統合するカスタマイズした「プラグアンドプレイ」のシステムを開発することに成功しました。

より良い現場環境と工程

ヘンケルの ボンデライト(BONDERITE)® duaLCysの工程は、潤滑油と洗浄剤の間で生じる相乗効果を活用しています。高性能の水溶性の中性洗浄剤である ボンデライト(BONDERITE)®  C-NE 10466、および切削液である ボンデライト(BONDERITE)®  L-MR 21466などがあります。洗浄剤は、一般的な硬度の水では発泡せず、優れた耐腐食性をもたらし、常温で使用することが可能です。マシニング液は、微細な分散した潤滑油です。両製品とも、ホウ素フリーであり、かつ殺菌剤不使用で、生物学的安定性に優れています。このシステムは、鋼材、ステンレス鋼材、鋳鉄材、アルミニウム合金材をはじめ、多くの金属基材に適しています。

ボンデライト(BONDERITE)® duaLCys工程の水消費量は少ないため、洗浄槽をより低温で作動させることができ、エネルギーの節約につながります。

不良品発生率が低く、表面の質が高い一方で、廃棄物の発生を最小限に抑えることができる ボンデライト(BONDERITE)®  duaLCysは、安全で、予測可能であるため、より優れた作業環境を実現します。この工程は、自動車のOEM、ティア1サプライヤー、ならびに機械加工を行う企業に競争上の優位性をもたらします。なぜなら、金属製部品、たとえばパワートレインの構成部品、ホイール、HVACコンプレッサー、その他の機械加工部品などを、よりコスト効果が高く、サステナブルに製造することができるようになるからです。

ボンデライト(BONDERITE)®  duaLCysの工程は、金属加工産業に向けた機械加工と工程内の洗浄の分野における独自のコンセプトであると、デジンガーは語ります。洗浄液を処分するのではなく、リサイクルすることで、また水溶性切削液を利用することで、高い潤滑性、優れた部品の清浄性、ならびに優れた耐腐食性を実現します。

工具を長寿命化する高性能な潤滑剤

機械加工工具の寿命は、ボンデライト(BONDERITE)®  duaLCysを使用することでとても長くなります。これは、潤滑性と洗浄能力が従来の製品と比較して高まるためです。潤滑油は、複合的な処方により前洗浄の特性を備えています。工程のコストは最大40%も削減でき、潤滑油の引きずりは最大70%も抑えることができます。

ヘンケルの ボンデライト(BONDERITE)®  duaLCys工程に関する詳細な情報については、www.henkel-automotive.com/dualcys を参照してください。