接着面・シール面を確実に洗浄するには?|接着前処理の重要性

接着強度を高めるために接着剤の選定や基材の選定などを行われていると思いますが、接着前処理も接着箇所の接着最高強度にし、安定性を高めるために必要不可欠です。

・接着面・シール面の前処理(洗浄)が必要な理由
前処理をおろそかにすると、その接着剤・シール剤本来の性能を得られない事態になります。なぜなら、基材の表面に異物いわゆるコンタミネーションが存在すると、接着剤は基材と結合できなくなり、性能が低下してしまうからです。

・コンタミネーションが発生する理由
コンタミネーションの原因は、様々な工程や環境など様々です。例えば、マシニング加工時の金属粉の付着などがあります。また錆びやすい材質では防錆処理をすることで錆びにくくしますが、防錆剤が付着しているものは接着強度が大幅に落ちます。運送時のごみの付着、洗浄剤の残渣、離型剤の付着、原料自身からの異物、例えばガラス繊維入りの樹脂など、環境によるものもコンタミネーションの原因となります。

・接着面・シール面を確実に洗浄するには?
コンタミネーションが付着している状態では接着性が理想的なものになりません。ヘンケルでは、ロックタイト接着剤・シール剤を使用する前には専用ディグリーザー LOCTITE®(ロックタイト) SF 7063にて前処理(洗浄)することを推奨しています。

・ディグリーザー| LOCTITE®(ロックタイト) SF 7063の特長
LOCTITE®(ロックタイト) SF 7063は、ねじゆるみ止め接着剤・はめ合い接着剤などの接着剤およびシール剤の全般的な前処理ディグリーザーとして開発されました。有効成分メチラール配合により、様々な油や離型剤などを強力に除去します。また、噴射剤に炭酸ガスを採用することで一般的なクリーナーとは異なり、部品が冷えにくく、結露による接着力低下を防止します。ノズルが容器に最初からセットされており、ノズルを倒すことで広範囲の噴射、起こすことでピンポイントの噴射など簡単に切り替えが可能です。

・代表的な使用箇所例
ねじ、配管、はめ合い、フランジ面など接着剤、シール剤を使用するパーツへの離型剤、防錆油、グリース、切削油、ブレーキオイルなどの様々な接着阻害成分の除去

・プラスチック・塗装面への影響性
ABS、塩化ビニル、PBT、 ナイロン、PP、PEにはご利用いただけます。ポリカはクラック発生の可能性があります。また、塗装面につきましては、事前に適合可否をご確認下さい。

LOCTITE®(ロックタイト) SF 7063の使用方法、特長は動画でも紹介しています。

「接着の前処理の重要性」のオンラインセミナーの動画もご参照ください。

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