自動車向け鋳造部品の真空含浸

車両用エンジンコンポーネントのごく薄い鋳物における孔の発生の防止

車両を軽量化するということは、より薄い鋳鉄をエンジンコンポーネントへより多く採用するということを意味します。壁が薄いと孔が開くリスクがあるため、真空含浸の必要性が以前にも増して大きくなっています。

「ヘンケルと共に」では、インディアナ州マンシーの私たちの施設において高まる含浸のニーズについて詳しく解説します。

動画の音声内容

話し手1:[00:00:00]自動車メーカーは車両の軽量化を図るため、より薄い鋳造物をより最終コンポーネントに採用しています。しかし、薄い壁には孔が開いて漏れが発生したり、耐久性や性能が低下するというリスクがあります。このため、私たちはヘンケルと共に、インディアナポリスからは遠くないインディアナ州マンシーに位置する、9つの加工施設のうちの1つで、ヘンケルの真空含浸工程がいかにして漏れを防ぐのかを見てきました。

話し手2:孔の発生に対処するシーリングの技術は、鋳鉄品が大量に扱われる中で進化してきました。鋳鉄では孔の発生は顕著ではありませんでしたが、アルミニウム材に移行することで増えてきました。自動車の鋳造コンポーネントの多くはアルミニウム材で作られています。50%以上はアルミニウム材だと思います。自動車は進化する過程で、アルミニウム材をより多く採用していくことになるでしょう。

こうした鋳造品のいくつかは、含浸の後に付加的な機械加工が加えられることになります。

最近数年のうちに、この業界では100%を目指す動きが実際にありました。最終的な機械加工の前に含浸が行われれば、後で孔が発生して故障に結び付くことはありません。このため、100%の先行投資は、より実行可能な選択肢であると思われます。ヘンケルは、鋳造・含浸産業へ関わることにより、数多くの新しい機会を得ています。

このことは、在庫を減らすことにも貢献します。スクラップの発生によるロスにも良い効果をもたらします。このマーケットにおける新しい機会の1つが、電動およびハイブリッド自動車のためのバッテリーケースです。各バッテリーは、アルミニウム製鋳造物のケースの中に収納されています。この鋳造物は耐圧性を備えていなければならないため、含浸が工程の一部として組み込まれることになります。私たちはまた、この施設に高周波シールの設備を有しています。私たちは3つの拠点でこれを行っています。これは全く別の施設で、鋳造のような自動車に向けて主に行っています。

私たちは、2つの含浸システムを提供しています。1つは、循環含浸システム(Circle Impregnation System/CIS)というものです。これは、自動化されたシステムです。環境にとっては良い、樹脂のリサイクルを行います。私たちはまた、一次システムを保有し、これはお客様が指定するサイズに調整することが可能です。私たちの新しい設備には、いくつかの利点があります。それらの利点とは、メンテナンス、装置へのアクセス、水の利用、および水の管理のしやすさです。

この業界における品質基準は高まるばかりです。フロアに油が付着していることは許されません。

エンジンから漏れが生じるもの許されることではありません。使ったティシューが落ちていることなども許されることではありません。鋳造・含浸は、自動車メーカーにより質の高い基準をもたらします。

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